これでばっちり!理想の空間作りに役立つ壁紙&クロスメーカー選び

快適な空間作りには壁紙の選び方が重要。紙クロス、ビニールクロス、不織布クロスなど素材別や機能別の特徴を解説。さらにサンゲツ、リリカラ、シンコール、東リといった人気クロスメーカーの魅力を徹底紹介!理想のインテリアに出会えます。

はじめに

壁紙、通称「クロス」は、住宅やオフィスなどの内装を彩る重要な素材です。単なる装飾品ではなく、空間の雰囲気を左右する存在でもあります。近年、デザイン性の高さと機能性の両立が求められており、さまざまなメーカーが独自の製品を投入しています。本記事では、壁紙の種類や選び方、人気メーカーの特徴などを詳しく解説していきます。

壁紙の種類と選び方

壁紙には様々な種類があり、用途や目的に合わせて適切な商品を選ぶ必要があります。まずは壁紙の種類から見ていきましょう。

素材別の壁紙

壁紙の素材は大きく分けて、紙クロス、ビニールクロス、不織布クロス、フィルムクロスの4種類があります。紙クロスは伝統的で自然素材を使用しており、和風や洋風の雰囲気作りに適しています。一方でビニールクロスは汚れに強く、キッチンやトイレなど水回りに向いています。不織布クロスはクロスの種類の中では最も丈夫で、リフォーム物件などで活躍します。フィルムクロスは光沢があり、モダンなインテリアに馴染みます。
このように、素材によって壁紙の特徴は大きく異なります。用途に合わせて適切な素材を選ぶことが大切です。 

機能別の壁紙

近年の壁紙は、単なる装飾以上の機能を備えたものが増えてきました。代表的な機能としては、防水、防カビ、抗菌、制電、遮音、断熱などがあげられます。キッチンやトイレでは防水や抗菌機能が求められ、病院や学校などでは制電性が重視されます。オフィスでは遮音性が、寒冷地では断熱性が期待される機能でしょう。自分のニーズに合った機能を持つ壁紙を選ぶと、より快適な空間作りができます。
一方で、価格や手入れのしやすさなども考慮する必要があります。高機能な壁紙ほど価格が高くなる傾向にあり、手入れも素材によっては難しくなります。コストパフォーマンスと相談しながら、適切な壁紙を選びましょう。

デザイン別の壁紙

壁紙を選ぶ上で最も重視されるのがデザインです。大きな柄か小さな柄か、暖色系か寒色系か、幾何学模様かナチュラル調か、といった基準で選びます。大きな柄の壁紙は存在感を出し、小さな柄は家具を引き立てます。暖色系は親しみやすく、寒色系はクールな印象を与えます。また、ストライプや格子柄などの幾何学模様は広々とした空間を演出できます。
デザインは個人の好みに左右されるため、事前にサンプルを確認するなどして、自分の理想とするイメージを見つけることが重要です。最近ではブランドとのコラボレーションによる壁紙も登場し、デザインの幅が一層広がっています。

人気メーカーの特徴

国内には多くの壁紙メーカーがあり、各社が独自の特徴を持った製品を展開しています。ここでは主要な人気メーカーの特徴を紹介します。

サンゲツ

サンゲツは国内最大手の壁紙メーカーで、幅広いラインナップが魅力です。リーズナブルな価格帯からプレミアム商品まで、豊富な品揃えがあります。中でも「エクセレクト」シリーズは日本の伝統工芸の技術を取り入れた逸品で、デザイン性と品質の高さに定評があります。施工性にも優れ、プロ用途から一般住宅用までおすすめできる製品群です。
また、サンゲツは建築家の隈研吾氏とのコラボレーションで生み出された「KAGETOHIKARI」コレクションでも注目を集めています。日本の美意識と建築空間の融合を目指した斬新なデザインが特徴的です。

リリカラ

リリカラはデザインの卓越性が最大の特徴です。ウィリアム・モリスやミッフィーといった人気ブランドとのコラボレーション製品や、和モダンなどの日本独自のデザインにも定評があります。専属のデザイナーによる壁紙の新作発表も積極的に行っており、トレンドを意識した商品開発力が魅力です。
デザイン性が高い反面、価格は比較的高めに設定されているのが特徴です。しかしその分、高級感のある空間づくりができるのが利点といえるでしょう。

シンコール

シンコールはカジュアルでおしゃれなデザインの壁紙が得意分野です。子ども部屋向けの可愛らしいキャラクター柄や、蓄光機能付きの壁紙など、ファミリー層をターゲットとした製品が豊富です。一方で、大人っぽいモダンな柄の壁紙も充実しているため、年代を選ばず使えるのが魅力です。
価格帯は中級から上位クラスまで幅広く、プチプラからこだわりの高級品まで取り扱っています。お求めやすい価格設定が人気の理由の一つとなっています。

東リ

東リは不燃認定の壁紙が強みで、医療施設や公共施設などの専門分野で高い評価を得ています。一般住宅用の製品ラインナップも豊富で、クラシックからモダンまでバリエーションに富んでいます。中でも「マイクロエアー」シリーズは画期的な質感を実現しており、高機能と上質なデザインの両立を目指した商品といえます。
ディズニー製品なども手がけており、ファミリー層や子ども部屋にも適した壁紙を数多く揃えています。価格帯は中級から高級クラスまで幅広く、用途に合わせて選べるのがメリットです。

まとめ

壁紙を選ぶ際は、素材、機能、デザインといった要素を総合的に判断する必要があります。人気メーカーには、さまざまな特徴を持った製品ラインナップがあり、自分のニーズに合った壁紙が必ず見つかるはずです。壁紙は部屋の雰囲気を大きく左右する重要なインテリア素材です。ぜひ自分の理想とする空間作りに合わせて、最適な壁紙を選んでみてください。