2025年7月、国土交通省が5月時点の「不動産価格指数(住宅)」を発表しました。これは全国の住宅価格の推移を示す重要な統計で、関西圏の不動産市場の現状を知るうえでも見逃せません。
この記事では、関西の不動産価格が今どこへ向かっているのか、最新データと市場動向から徹底分析します。
関西の不動産価格は上昇トレンド継続中
2025年5月の全国不動産価格指数は、前月比+1.18%の上昇。関西も例外ではなく、大阪市・京都市など都市部を中心に戸建・マンションともに価格が上がり続けています。
背景にあるのは、以下のような要因です:
- 住宅ローン金利が据え置かれている
- 都市部の住宅需要が依然として高い
- 「物件が出ない」「価格が高くても売れる」という供給不足感
野村不動産「住宅地価INDEX」でも8期連続の上昇
2025年4〜6月期の野村不動産ソリューションズ「住宅地価INDEX」によると、関西圏の住宅地価は+0.5%上昇。これで8四半期連続のプラスとなりました。
地域別の傾向:
- 大阪市内:11期連続上昇
- 阪神間:12期連続上昇
- 京都市・北摂:堅調な伸び
- 京阪エリア・南大阪:やや鈍化
地域ごとに温度差が出てきており、選ぶエリアによって投資価値が分かれつつあります。
中古マンション市場も活況、成約件数+23.6%
近畿圏不動産流通機構(KRIC)の2025年1〜3月期データでは、中古マンションの**成約件数が前年同期比+23.6%、価格も+5.3%**と好調。
特に人気が集中しているのは:
- 築浅
- 駅近
- 大阪・京都の中心部エリア
一方で、中古戸建の成約件数は+19.4%ながら、価格は横ばい。新規売出価格もやや下がっており、郊外では買い手が慎重になっている様子が伺えます。
公示地価:大阪市の商業地は+11.6%と高騰
2025年3月発表の公示地価でも、大阪市の住宅地は前年比+5.8%、**商業地では+11.6%**と全国でも高水準の伸び。
要因としては:
- 大阪・関西万博(2025年)
- IR誘致への期待
- 駅前・中心部の再開発
など、将来への成長期待を織り込んだ動きが続いています。
今後の見通し:価格の“天井感”と二極化に注目
野村不動産の分析によると、「上昇地点の割合が減少し、横ばい地点が増加」。これは価格の天井感が意識され始めたサインです。
市場では以下の“二極化”が進行中:
- 都市部 vs 郊外
- マンション vs 戸建
- 築浅 vs 築古
単純な「上がる・下がる」ではなく、物件やエリアごとの見極めが今まで以上に重要になってきました。
購入・売却を検討している方へ:今は「戦略」がすべて
関西での不動産購入・売却を考えるなら、以下のようなケースでは専門家との相談をおすすめします:
- 都市部マンションを高値で売却したい
- 売却益で郊外に住み替えを検討中
- 相続物件の資産価値を把握したい
インフラ整備、万博、IR関連の進捗や金利の変動など、タイミングを見極めて戦略的に動くことが重要です。
まとめ
2025年夏現在、関西の不動産価格は全体として堅調ですが、価格の伸び方には地域差が顕著になってきました。
不動産を買う・売るにしても、「いま上がっている」だけで判断せず、エリア・物件タイプ・時期を戦略的に見極めることが今後のカギです。
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