畳からフローリングへ|リフォーム完全ガイド|工法・費用・DIY・注意点を解説

はじめに

畳からフローリングへのリフォームは、現代のライフスタイルに合わせた人気の住宅改修の一つです。掃除のしやすさ、アレルギー対策、家具配置の自由度など多くのメリットがある一方、施工方法や床材選びを誤ると後悔につながる可能性も。

この記事では、畳からフローリングに変更する際に必要な基礎知識から、工法の違い、費用の目安、DIYの可否、施工上の注意点までを徹底的に解説します。

畳からフローリングが選ばれる理由

  • 掃除やメンテナンスが簡単
  • ソファやベッドなど洋風家具と相性が良い
  • アレルギー(ダニ・カビ)対策になる
  • ペットや子どもにも使いやすい
  • 資産価値の向上にもつながる可能性あり

リフォームを検討すべきタイミング

  • 畳がへこんでいる・汚れている・カビが生えている
  • 高齢の家族が増え、立ち上がりが困難に
  • 家具を増やして畳がへたる・凹む
  • 賃貸物件を住み替え or 売却前の価値向上対策に

事前に確認すべきポイント

  • 床下の状態(湿気・断熱材の有無など)
  • マンションの管理規約(防音性能の指定など)
  • 施工後の段差・ドア干渉など、現場状況の確認
  • 搬入・搬出経路の確保と近隣への配慮も重要

2つの主な工法と特徴

張り替え工法(畳を撤去)

メリット:

  • 下地の確認・補修ができる
  • 段差がなくなりバリアフリーに
  • 長期的な安心感・仕上がりの美しさ

デメリット:

  • 工期が長い(3〜4日)
  • 費用が重ね張りの1.5〜2倍程度

重ね張り工法(畳の上に施工)

メリット:

  • 工期が短い(1〜2日)
  • 畳のクッション性を活かせる
  • DIYにも比較的向いている

デメリット:

  • 下地確認ができずリスクあり
  • 段差やドア調整が必要になる場合も

DIY施工はできる?

可能ではありますが、以下の条件が前提です:

  • 重ね張り工法を選ぶ
  • ウッドカーペットやクリック式フローリングを使う
  • インパクトドライバー・水平器などの工具を使いこなせる

注意点:
仕上がりに差が出やすく、失敗時はやり直しコストが高くつく可能性もあるため、慎重に判断を。

リフォーム費用の目安

  • 張り替え工法(6~8畳):16万円~30万円
  • 重ね張り工法(6~8畳):8万円~15万円
  • DIY(6畳の場合):2万円~10万円程度

※床材や下地状況により変動します。施工前に複数社から見積もりを取りましょう。

追加費用の可能性

  • 下地の腐食やカビによる補修費用
  • ドアの高さ調整
  • 防音・断熱材の追加
  • マンション規約に準じた申請・届出費用

予算は、想定費用の1.2〜1.5倍を見込んでおくのが安心です。

湿気・防音・冷え対策も忘れずに

  • 湿気対策:床下防湿シート+断熱材の併用推奨
  • 防音対策:防音マットやクッションフロア、二重床構造が有効
  • 冷え対策:断熱材+床暖房 or 厚手ラグの活用

まとめ

畳からフローリングへのリフォームは、住まいの快適性と利便性を高める有効な手段です。工法や床材の選び方を間違えると、後悔につながるケースもあるため、しっかりとした事前準備と対策が不可欠です。

業者依頼もDIYも一長一短がありますので、ご自身のご希望と予算、住まいの条件に合った方法をお選びください。

ご相談はヤマトハウステックへ

関西圏で畳からフローリングへのリフォームをご検討の方は、豊富な施工実績を持つ私たちヤマトハウステックにぜひご相談ください。